結婚式に出席する男性ゲストの皆さん。
スーツやセットアップならとりあえずまちがいないでしょ!
と思っていませんか?
でも男性ゲストの服装にも、気をつけたいポイントがいくつかあるんです。
今回は、男性ゲストの避けた方がよいコーデの具体例を、7つご紹介します。
1 新郎新婦とかぶる!【白スーツ】
白はもちろん、明るいグレーやピンクなど、パッと見て白に近いような色のスーツはNGとされています。
白といえばウェディングドレスの色ですし、新郎が白のタキシードを着ることもありますよね。
結婚式の主役は新郎新婦ですから、ふたりの衣裳と色味がかぶるようなスーツは、避けたほうが良いですね。
主役を引き立てられるよう、ゲストは黒かダークカラーのスーツを選んでおくと安心です。
2 まるでお葬式?【黒×黒】
無地の黒のスーツはフォーマルで、結婚式に着て行く人も多いですよね。
でも黒のスーツに黒のベスト、ましてや黒のネクタイなんかを合わせてしまったら・・・
結婚式というよりは、まるでお葬式のような暗いコーディネートに。
結婚式に黒のネクタイは控えましょう。
黒のスーツと黒のベストはマナー違反ではありませんが、あまり全体が暗くならないようにするのがおすすめ。
正装としての特別感があるスーツ、ベスト、スラックスの「スリーピース」(三つ揃え)は結婚式にぴったりですが、色の組み合わせを考えるとさらに良いでしょう。
スーツが黒ならベストをグレーにしたり、ベストが黒なら暗い紺やグレーのダークスーツを選んだりして、工夫するとGOODです。
ネクタイを明るいシルバーやパステルカラーにして、華やかさを添えるのもアリですよ。
結婚式にお呼ばれしたときの男性のベストの選び方については、こちらも参考にしてみてくださいね。
また、結婚式お呼ばれにふさわしいネクタイの色については、こちらの記事をどうぞ。
3 派手すぎ!【悪目立ちコーデ】
お葬式のような暗いコーディネートも、お祝い事にはふさわしくありませんが・・・
逆に派手すぎる服装も、悪目立ちしてしまう可能性が(!)
派手な柄が入ったスーツやシャツ、ネクタイなど、新郎よりも目立ってしまうようなコーディネートは避けたほうが良いでしょう。
シャツもネクタイも、白地で無地のものが基本。
なにげなくつけているベルトも、バックルが大きいものや派手な飾りのものは控えた方が安心です。
でも最近では格式高い結婚式でなければ、淡いパステルカラーのシャツや、細かい模様の入ったネクタイはOKとされることが多くなっているよう。
スーツも、薄いストライプ程度なら許容されることも。
「さりげなく」「控えめに」を忘れずにオシャレを楽しみましょう。
今どきOKの男性ゲストの服装について知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
4 仕事帰り?【ビジネススーツ】
男性ゲストはとりあえずスーツなら問題ないよね?
そう思って、普段着ているビジネススーツで出席・・・
それ、実はマナー的には良くないと言われているんです。
とはいえ、ビジネススーツそのものが絶対にNGというわけではなく、「普段の着方」そのままで行くのがよろしくないということ。
普段のビジネススーツに普段のネクタイ、大きなビジネスバッグを持ってくたびれた革靴・・・
それではまるで、仕事帰りについでに寄ったような印象になってしまいますよね。
学生や新社会人であればリクルートスーツでも許容されることはありますが、やはりビジネス感はありますよね。
ビジネススーツやリクルートスーツを結婚式に使いたい場合は、ネクタイやカフスボタン、ポケットチーフで華やかさを添えるとGOOD。
男性ゲストはバッグを持たないのが基本ですが、もし持っていきたいなら、小さめのクラッチバッグだとフォーマル感が出ますよ。
バッグは柄物やブランドロゴが大きく入ったものは避けたほうが無難です。
メンズスーツをおしゃれに着こなすための小物についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
また、スラックスの裾上げにも注意。
スラックスの裾上げには、折り返しのない仕上げの「シングル」と折り返しを数センチ付けた「ダブル」仕上げがありますが・・・
結婚式では、よりフォーマルな「シングル」の裾口が望ましいとされています。
「ダブル」仕上げのものはカジュアルな印象があるので、結婚式の雰囲気に合わせて選ぶようにしましょう。
5 縁起が悪い?【アニマル柄】
カジュアルな結婚式の場合、小物に柄物を取り入れてオシャレする人も多いよう。
ただ、気をつけたいのが「アニマル柄」。
ヒョウ柄のネクタイにお揃いのポケットチーフ、靴はクロコダイルで・・・
ばっちりキマっていても、人によっては「ふさわしくない」と思われるかも。
なぜなら、動物の殺生をイメージさせるから。結婚式でアニマル柄を取り入れるのは、「縁起が悪い」という声もあるんです。
気にしない人も多いかもしれませんが、気にする人がいるのも事実です。
また、デザインによってはカジュアルな印象が強いものもあるので、結婚式では避けたほうが無難かもしれませんね。
同じ理由で、靴もヘビ革やワニ革、スエードなどの素材は控えておいた方が安心です。
6 ちょっとそこまで【カジュアルコーデ】
結婚式では、フォーマルな場にふさわしい服装にしていくのが基本的なマナー。
キャラもののネクタイやチーフを着けたり、リュックやトートバッグを持っていくと、浮いてしまうかも。
意外と知られていないのが、ボタンで襟をシャツに留める「ボタンダウン」と呼ばれるデザインのシャツや、太めのベルトもカジュアルな部類に入るということ。
ボタンダウンシャツ
格式高い結婚式では避けたほうが無難かもしれません。
結婚式お呼ばれで着るワイシャツの選び方についてはこちらで詳しくまとめています。
7 気を抜かないで【足元コーデ】
靴下は黒が基本ですが、カジュアルなパーティーなら柄物が許される場合もあります。
ただし、くるぶしが出るようなスニーカーソックスは避けた方がいいですね。
きちんと足首が隠れる長さがフォーマルです。
また、白は小さな子供以外は控えた方がよさそう。
こちらの記事で、男性ゲストの靴下マナーやおしゃれに履くコツを詳しくご紹介しています。
次に靴ですが、スニーカーやブーツ、サンダルはもちろん結婚式には向かないとされるアイテム。
フォーマルな靴といえば、やはり「革靴」。
ただ、革靴ならなんでもいいというわけではなく、デザインに気をつけて選ぶ必要があります。
結婚式にふさわしいのは、つま先の部分に横一線が入った「ストレートチップ」か、何もデザインが入っていない「プレーントゥ」の紐靴。
小さな穴が開いた「メダリオン」デザインはカジュアルなので避けた方が安心です。
足元にも気をつけたいポイントが意外とたくさんあるんですね。
「茶色系の革靴でも良い?」
「内羽根と外羽根、どっちがフォーマル?」
など、お呼ばれ靴のマナーについてはこちらの記事でさらに詳しくお伝えしています。
男性ゲスト服装NGアイテム一覧表
では最後に、避けたほうが良いアイテムをわかりやすくまとめてみましょう。
スーツ
・新郎衣裳とかぶる色(白・明るいグレー・ピンクなど)
・派手な柄が入っているもの
・普段使いのビジネススーツは着方を工夫して
シャツ
・黒シャツ
・派手な柄シャツ
・半袖
・ボタンダウンやカラーシャツは格式高い結婚式では避けたほうが無難
靴・靴下
・くるぶしが出る丈の靴下
・白い靴下
・スニーカーやブーツ、サンダル
・メダリオンデザインや、外羽根タイプのカジュアルな革靴
・ヘビ革・ワニ革、スエード生地など縁起が悪いとされている素材の靴
小物
・黒のネクタイ
・バックルが大きい、飾りが派手なベルト
・太めのベルト
・柄物やブランドロゴが大きく入ったバッグ
・リュックやトートバッグ
以上のアイテムに注意しながら、お呼ばれファッションを選ぶと安心です。
まとめ
いかがでしたか?
男性ゲストの服装にも案外たくさん、気をつける点はありそうですね。
新郎新婦とかぶるような明るい色のスーツはもちろん、お葬式のような全身黒の服装も避けた方がよさそう。
逆に派手な色柄を使ったファッションも、悪目立ちして上品ではありません。
ビジネススーツを使うときは、小物で華やかさをプラスして。ビジネスバッグやくたびれた靴を使うのは控えましょう。
縁起が悪いアニマル柄は避け、キャラクターもののデザインやメダリオンデザインの靴など、カジュアルすぎるアイテムにも気をつけたいところ。
当日恥をかかないためにも、NGコーデをしっかりチェックし、おしゃれな装いで出かけましょう